【初テント泊】仙丈ヶ岳と甲斐駒ケ岳‼︎圧巻の景色に涙


早起きが苦手な28歳が、早起きをして趣味の登山などを投稿するブログ、朝活ふじさん。

本日の朝活ふじさんは、長野県と山梨県をまたがる南アルプスにある「仙丈ヶ岳・甲斐駒ケ岳」へテント泊登山に行ってきました。

仙丈ヶ岳登山とテント泊

仙丈ヶ岳は3000m級の山であるにも関わらず、なだらかで女性的な山容から「南アルプスの女王」とも呼ばれている。それに対し、甲斐駒ケ岳は花崗岩に覆われており、ゴツゴツとした男性的な山容から「南アルプスの貴公子」

対照的とも言えるこの2座は、北沢峠という場所から両方の山へアクセスが可能である。また、北沢峠にある長衛小屋で手続きを行えば、テント泊することができる。

初めてのテント泊に選んだ理由

テント泊といえば、重い荷物を山頂近くに担いでいくイメージがあったが、この場所はバスを降りて徒歩10分程度。テントを張り、身軽の状態で登山に臨める点が自分にはメリットだと感じ、初テント泊登山をこの場所に選んだ

今回は、同じくテント泊登山が初めての友人と2人で、のんびり登山をした記録である。

10月中旬の土日で行くが、初日にどちらの山に登ろうか散々悩んだ後、仙丈ヶ岳から登ることにした。

甲斐駒ヶ岳の方が昼から天気が崩れることが多いと聞いたこと(確証はない)や、甲斐駒ヶ岳の方がハードであることなどが理由である。

初日は早くても始発バス(10月は6時)の後、テントを設営するため早朝からの登山は厳しくなると考えた。

さあ‼︎ 仙丈ヶ岳へ

金曜日、仕事が終わってから大急ぎで仙流荘の駐車場へ車を走らせた。

到着したのは夜11時頃。10月のこの時間は、この場所でも冷えると感じた。凍えながら、車中泊の準備を行い、数時間の仮眠。

始発である6時のバス(10月の時刻表)に間に合うよう5時ごろに起床。

しかし、この時点でも既にバスの乗車券を並ぶ人でいっぱいだった。しっかり下調べはしていたが、睡魔に勝てずこの時間にしか起きれなかった。

バスに乗車中も遠目に見える絶景に心が緩む。

バスを降りて、トイレを右手にしまっすぐ進む。長衛小屋で受付をして、テントを張った。その後、8時半頃に仙丈ヶ岳の山頂を目指し出発。

6合目までは、樹林帯のため景色は広がっていない。

登山道は比較的歩きやすく、初心者の私たちであっても道に迷うこともなく順調に歩き進められた。今までコースタイム6時間程度の山がマックスであったため、少し緊張しながら進んでいく。

行動食に、無印良品で買ったバームクーヘンや、てんさい糖ビスケットを食べながら、少し休むとすぐに肌寒く感じるので、また先を急いだ。

休憩時にフリースを羽織ったりする程度で、悩んで持ってきたダウンは山頂まで出番はなかった。(天気が良く風もそれほど強くなかったため)

6合目に到着する少し前の急登が辛かったが、景色は最高だった。後ろを振り向くと樹林帯の隙間から、圧巻の甲斐駒ケ岳が拝める。気持ちを高々に、6合目に到着すると一気に景色が開けた。この瞬間の感動は何にも代えがたい。

写真で見る100倍は迫力があるため、ぜひ行って体感してほしい。

6合目以降はずっと景色が開けており、ただただ楽しい気持ちで登山をできる。山頂まではまだ思っていた以上に距離があるが、常に絶景のため苦にならない。

6合目を超えて少し歩いたところに、小仙丈ヶ岳という場所がある。

この日は天気が良かったため、中央アルプスだけではなく奥に北アルプスまで見ることができた。富士山や北岳も見え、この場所は日本の高い山が全て一望できるのではないかと思うくらい素晴らしいスポットだと実感した。

小仙丈ヶ岳が大好きだという方が、ここでお弁当を食べておられた。

ゆっくりとするは最適であるため、私たちもここで小休憩した。

ここまでくると山頂まであと少し。山頂に近づくにつれて風が強くなってきたため、途中でダウンを着て、山頂へ向かった。

先ほどの小仙丈ヶ岳も素晴らしい場所であったが、山頂の360度のパノラマ景色は言葉を失うほどであった。

これぞ山頂!思うような高度感。通ってきた道も見え、稜線が綺麗に眺められる。

生きていて良かったと心の底から感じられた。

山頂はあまり広い空間ではないため、人が多い場合はゆっくりするのは難しいかもしれない。

そのため事前にご飯休憩は取っておくことをオススメする。

帰り道は、行きと同じ道であるにも関わらず、視点が違うためまた新しい魅力を感じることができた。

初心者のため、休憩も入れながら、ゆっくりゆっくりと歩いていたからか、往復8時間の登山となった。

急な登り道もあったため、帰ってきた際は足がフラフラであったが、心は満たされていた。

テントでお湯を沸かし、プチっと鍋の素で、事前に準備してきたカット野菜と乾麺を入れて食べるお鍋は最高だった。

テントはモンベルのステラリッジ2。テント内にマットをひき、寝袋で寝る一般的なスタイル。登山後に汗拭きシートで体を拭き、全身ヒートテックを身にまとった。そして、フリースやダウン(上下)を着て万全の防寒対策のもと、マグマカイロも準備し就寝した。

夜はほとんど起きることなく、寝ることができた。

しかし、朝早くから雨の音で目が覚めた。

天気予報通り、小雨ではあるが天候が崩れてきて、数時間待ってはみたが、一向に回復しないようだったので、2日目の登山は諦め、そのままバスに乗って帰ることになった。

小雨であれば甲斐駒ケ岳は厳しくても、栗沢山に登れたら・・と思っていたのですが、それも叶わず、次回の楽しみとなった。

登山初心者に仙丈ヶ岳は最適‼︎

天候の条件さえ整えば、間違いなく絶景は見れるため、心の底からオススメできる山である。


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